ジョエル&エリザベス・チェンバース - 2078年8月3日

ZAX
「録音中。候補者ジョエル・チェンバースおよびエリザベス・チェンバース。2078年8月3日」

ジョエル・チェンバース
「エリザベス、どうした、なぜ引き金を引かなかった？あの女に殺されるとこだったぞ！カルメンがいなかったら…」

エリザベス・チェンバース
「「どうした」ですって！？彼女はお腹を空かせてただけよ！私に人を殺せだなんて、そんな酷いこと…あなたはここに来て変わったわ」

ZAX
「こんにちは、ジョエル・チェンバース、エリザベス・チェンバース。調子はいかがですか？」

ジョエル
「ZAX、一体どうなってる！？食料が足りないのか？数年は凌げると思ったが、まだ9ヶ月だぞ！それに、あの銃はどこから？」

ZAX
「残念ながら、食料の供給は…」

エリザベス
「本当に信じられないわ。あなた、私の夫なのよ？それなのに人を殺せだなんて…ねえ、マシューの言ってたことは本当だったわ」

ジョエル
「またあの間抜けの話か…あいつがなんだってんだ？また奴といちゃつくようなら、今度こそ承知しないぞ。この件は話し合ったはずだ…」

ZAX
「人口過多により、食料の供給が滞っているようです…」

エリザベス
「あら、どの口が言うわけ！？そっちだって、あの性悪女とコソコソ会ってたでしょ。私が気づかないとでも思ってたの？」

ジョエル
「カルメンのことを悪く言うな！常に注目される私の苦しみが君に分かるか…カルメンは…名声の重みってのを知ってるんだ！」

ZAX
「食料の供給が不足しています…」

エリザベス
「名声！？はっ、たかが州の上院議員が。アメリカ大統領じゃあるまいし、その偉そうな口ぶりはどういうことよ。あなたなんて、父親の尻拭いがなきゃ、社会で生きてけないくせに」

ジョエル
「おい、エリザベス。また私を悪者扱いか。そう言う君は…お前はどうなんだ？お前の恩返しのせいで、イカれた連中と閉じ込められたんたぞ！お前とここで生涯を共にするぐらいなら、爆死する方がよっぽどマシだ！ZAX、カルメンはどこだ！？もう一秒たりともこいつとなんていられない！」

ZAX
「カルメン・グリーンの位置を特定中。現在、候補者カルメン・グリーンは…」

エリザベス
「本音を聞けてよかったわ、ジョエル。ZAX、マットはどこ？私が会いに行くって伝えて」

ジョエル
「もういい、私は出ていく！元気でなエリザベス！よい人生を！」

ZAX
「さようなら」

エリザベス
「うーーーーっ！くそっ！し、信じられないわ。浮気するなんて………今に彼は報いを受けるわ………ZAX、マシューはどこ？」

ZAX
「候補者マシュー・ジョンストンの現在地は…」

エリザベス
「ああ、いいわ、忘れて。自分で探すから」

ZAX
「さようなら」

Vault 51の劇場に置かれているホロテープ。

ジョエルの5言目「お前の恩返し～爆死した方がマシだ！」の字幕が違う。